自己評価と周りからの評価のギャップが大きい人とは

自己理解

こんにちは。じんびです。

今日は自分の現状を正しく認識することについて考えてみたいと思います。

強みを伸ばすか弱みを克服するか

一般的にはよく、強みを伸ばすのと弱味を克服するのと
どちらがいいかという議論があります。

私は基本的には強みを伸ばすという方向を支持しますが、
実のところ、強みに関しては、伸ばすということを
そんなに意識する必要もないかなと思っています。

強みはあまり意識せずとも発揮できてしまうものです。
だからこそ強みなのであり、
伸ばすというよりは、妨げないというほうが適切な気がします。

自分が長所や強みを発揮するのを認めてあげるという感じ。

奇妙に聞こえるかもしれませんが、
多くの人は自分の強みを発揮するのを
ためらったり、恐れたりしているのです。

本当は長所なのに、短所だと勘違いしていたり、
周りに遠慮していたり、
自信がないことで躊躇したり、
さまざまな理由によって強みの発揮を自分で妨げていることがあります。

せっかくの長所なのに、素直に発揮しないのはもったいないですね。

能力と自己評価の関係

「ダニング=クルーガー効果」というのを聞いたことがあるでしょうか。

これは、能力の低い人ほど自己評価が高いという現象を示していて、
ダニングさんとクルーガーさんが発見したのでこう呼ばれています。

実験で、いくつかの項目に関して学生たちの能力を測り、
自分がどのくらいできていると思うかについて答えてもらうと、
成績が悪かった人ほど、自分は高い点を取れていると思う傾向があったそうです。

その理由については以下のように言われています。

  1. 自分の能力が低いことを認識できない
  2. 他者の能力を正確に認識できない
  3. その結果、自分の能力を過大評価する

反対に、成績が良かった人ほど自分の能力を低く評価する傾向があったそうです。

企業などでは、360度評価あるいは多面評価といって、
自己評価と周りの人からの評価を同時に実施する手法があります。

同じ項目について、自分、上司、部下や後輩が評価し、
それをまとめて数値化します。

上司からの評価は高いけど、部下からは低いとか、
自己評価が周りからの評価より極端に高いとか低いとか、
そういう傾向がグラフやチャートで一目瞭然になります。

これはかなりきつい経験となる場合がありますが、
自分の現状を知るためには非常に有効です。
基本的には評価する側は無記名で行うため、
忖度なしでリアルな数値が出てきます。

たとえば、1から5の5段階評価でつけるとすると、
上司や部下から評価は1や2ばかりなのに、
自己評価はオール5などと結果がでることがあります。

こういう人は先ほどのダニング=クルーガー効果を
体現していることになります。

反対に、周囲からの評価は4や5なのに、
自己評価が2ばかり、という人もいます。

謙虚でいいのでは、と思われるかもしれませんが、そうではありません。
そこには自信のなさや認知のゆがみが隠れています。

自己評価と他者評価のギャップをなくす

自己評価は、周りからの評価と比べて
高すぎても低すぎてもよくありません。

自己評価と他者評価のギャップが小さいほど、
自分のことを正しく認識できているということになります。
優秀な人はみな自分を客観的にみる能力が高く、
自己評価と周りからの評価に大きな差がありません。

得意な点、不得意な点を含め、
自分を理解できているということです。

自分の現状を正しく認識することは、
さらなる成長のためには欠かせません。

自分が今いるところがわからなければ、
どこに進めばいいかもわからないでしょう。

私が相談に乗る人たちは、周りからの評価よりも
自己評価が低い人が多いです。

それゆえ、周りからは長所だとみなされていることでも、
自分では認識できていないことがあります。

自分に自信がなくてせっかくの強みを正しく発揮できていなかったり、
目立つことや人前に出ることを恐れて、爪を隠していることもあります。

しかし、強みや長所は自分のためにあるのではなく、
周りの人を助け、世界に貢献するためにあるのです。
それを発揮しないのは宝の持ち腐れです。

そういう人たちには、
勇気を出してもっと才能を発揮していきましょう、とお伝えしています。

そうするためには、自分を正しく知ることが大切です。
過大でも過小でもなく、適切に自分を評価すること。

そしてそれには、周りからフィードバックを受けることが役立ちます。
可能であれば、周りの人たちとお互いの長所や強みを伝え合うといいでしょう。
それが難しいときは、自分から積極的に、
周りの人のいいところを伝えてみてください。
それを続けていると、周りの人もあなたにフィードバックを返してくれるようになります。

あなたが周りの人のよいところを見つけると、
周りの人があなたのよいところを見つけてくれます。

周りの人からの適切なフィードバックを受けることで、
あなた自身が自分の強みに気づき、認められるようになります。

そうすれば、自然と自己評価が上がり、
強みを強みとして発揮できるようになります。

お互いのよいところを認め合う。
ただそれだけです。
まずはあなたからぜひ試してみてくださいね。