変幻自在に自分を変える
こんにちは。じんびです。
コミュニケーションにおいて、柔軟にスタイルを変更するのはとても効果的です。
相手に合わせて変える、状況に応じて変える、印象づけるために変える、など。
ただその場に流されるのではなく、しっかりと自分をもった上で、柔軟に対応できる人はコミュニケーション上手です。
そのためには、変幻自在に自分を変える必要があります。
長く生きていると、「自分はこういう人間だ」と自分に対する認識が固まってきます。
そして、その認識を強化する行動を取るようになります。
日々自分の認識の正しさを証明しているのです。
たとえば、「私は仕事ができる人間だ」と認識している人は、
職場で「仕事ができる人」として振る舞い、周りからもそう見られることを要求します。
そして自分のことを「仕事ができる人」と思っている人からの評価だけを受け取ります。
「あいつは仕事ができない」と思っている同僚がいたとしても、その人の存在は完全に無視しています。
そうして自分自身の「仕事ができる人」という自己イメージを日々強化していきます。
反対に、「私は仕事ができない人間だ」と認識している人は、
周りからの「おまえは仕事ができない」という評価ばかりを採用し、
たとえ「あなたは仕事ができる人だ」と言ってくれる人がいたとしても、それを疑い、そんなはずはないと否定します。
そうして自分自身の「仕事ができない人」という自己イメージを日々強化していきます。
でも、それは単なる思い込みかもしれません。
あなたが「自分はこういう人間だ」と思っているのは、たくさんある性質のうちの、ほんの一面にすぎないのです。
私はこういう性格だから
私は○○がないと生きていけない
どうも○○が苦手で・・
そういう決めつけは自分に枠を作ってしまいます。
そしていつの間にか硬く硬く固まってしまうのです。
地球上で一番硬い物質は何か、ご存じの方が多いでしょう。
そう、ダイヤモンドです。
ダイヤモンドはモース硬度という硬さを図る基準で、最高値の10です。
他に10のものは地球上には存在しません。
しかし、ダイヤモンドは絶対に割れないのかと言えば、そういうわけではありません。
モース硬度とは、ひっかいたときの傷のつきにくさを表したものであり、
割れにくさとは関係がないのです。
鉱物にはその結晶の特性上、割れやすい方向というものがあります。
その方向に強い力がかかるとダイヤモンドでも簡単に割れてしまいます。
一方、ゴムは強い力や衝撃を受けたとき、へこんだり曲がったりしますが、パキッと割れることはありません。
力を受け止め、吸収し、自分の形を変えるのです。
でも押される力がなくなればもとの状態に戻ります。
私たちの心にも同じことが言えます。
硬くなればなるほど、衝撃を受け止めることができず割れやすくなってしまいます。
私は自己理解の重要性をお伝えしていますが、
自分を理解するということは、「私はこういう人間だ」と決めつけたり、
よくあるステレオタイプに当てはめたりすることではありません。
自己理解とは、自分の中の多面性や意外性を発見することでもあるのです。
ときには矛盾する性質も見つかります。
特定の相手や場面でのみ発揮される特質もあったりします。
そういう様々な面を見つけ、受け入れていくことで、より高い次元で人格が統合されていきます。
まったく正反対の性質をもちながら、それが調和しているのが私たち人間です。
いろんな自分を受け入れることで、より柔軟に、より強くしなやかになっていきます。
そうすると、統合された私という軸をもちながら、相手や場面に応じて適切に変化することができます。
そういう変幻自在に変われる自分を目指したいと思っています。
しかし、そういう私もまだまだ思い込みにとらわれていることがあります。
先日師匠の一人と話をしていて、「私朝が苦手なんですよね~」と言ったとき、「自分はこういう人間だ、と決めつけないほうがいいよ」と言われてしまいました。
そうだった!何度も注意されていたのにまたやってしまった!
そう気づいたときがリセットの機会。
朝が苦手な私よ、さようなら。
どうせ決めつけるなら、ありたい自分の姿がいいですよね。
変幻自在に理想の姿を取り入れていきましょう。











